こんにちは、ジャックダニエル(@indiaJackdaniel)です!!
まさに水と油!インド、交わらない2つの宗教
毎年8月15日は、インドは独立記念日です。
交差点付近で車が止まると
ストリートの売人が物を売りに集まってくるのですが
独立記念日前は、インドの国旗を売っています。
お祭り、イベント毎に売る商品が変わりますよ(笑)
1947年、植民地からの独立から71年が経ちます。
独立時に、もともと一体であったインドが宗教の違いによって 2つの国家となるインド・パキスタン分離独立という事態となります。
イメージしにくいと思いますが、すごく簡潔に言ってしまうと
・イスラーム教の人はパキスタンに移動して下さい。
・ヒンドゥー教の人は、インドに移動して下さい。
短期間での一千万人以上もの人口流入によって生じた大混乱のため、
特にパンジャーブ地方では両教徒間に数え切れないほどの衝突と暴動、虐殺が発生、さらに報復の連鎖が各地に飛び火し、
一説によると死者数は100万人に達したとされる。このとき生じた両者の不信感そして憎悪が印パ関係の後々まで影響することとなる。
※パンジャーブ地方は、インドとパキスタンの国境沿いにある地方です。
インドになだれ込んだヒンドゥー教徒およびシク教徒難民、
パキスタンになだれ込んだイスラム教徒難民は、
デリー、ムンバイ(ボンベイ)、カルカッタ、カラチ、ラホール、ダッカといった両国の大都市に巨大なスラムを生み、
両国に膨大な都市貧困層を生じさせて社会の不安定要因となった。
住む場所移動して下さい、でも、住む場所は用意してません。といった感じでしょうね。
パキスタンに移動しなかった人もいる。
インド人口の13%、1億8000万人以上がイスラーム教徒です。
移動しなかった理由は、それぞれあると思いますが
インド人の意見が2つあります。
・生まれ育った国を残して、全く新しい場所に移動するのは大きなリスクな為。
・多くのイスラームの指導者が分裂に反対していた為。
水と油、同じ地域に住まないヒンドゥー教とイスラーム教
同じインド国内でもヒンドゥー教、イスラーム教が住む地域がはっきりと分かれています。
私は、ヒンドゥー教徒が住んでいる地域に住んでいますが、イスラーム教徒を見かける事はほとんどありません。
10分程、車を走らせるとイスラーム教の人が住む地域があり
ほとんどの人がイスラーム教徒です。
唯一交わるのが、街で一番大きなモールですね。
私の職場の人は、全員ヒンドゥー教の人です。
彼らの友人もヒンドゥー教です。
イスラーム教徒の友人いるの?と聞くと、居るとはいいますが
めちゃくちゃ仲が良いわけではなさそうですね。
パキスタン人に、『インド人をどう思いますか?』と質問してみた。
ドバイに行った時、Uberドライバーがパキスタン人でした。
インド人をどう思いますか?と聞くと
『彼らはすごくいい人達だ、私は同じテーブルで彼らとご飯を毎日食べる』
私はそれを聞いてすごく安心しました。
よく考えれば、元々は同じ国民でしたもんね。
今もなおカシミール地方では、テロは沈静化しつつありますが,情勢は不安定であります。
独立記念日は、インド、パキスタンにとって大きな一歩であり、新たな問題への一歩でした。
これからインド、パキスタンの関係がもっと良くなるように願います。