日本にある多くのインドカレー屋は
インド人が作っているカレーではありません。
多くインドカレー屋は、実務経験が10年以上のある
ネパール人が日本のインドカレー屋で働いています。
インドカレー屋で働く人、9割インド人じゃない。
なぜネパール人なのか?
日本では、飲食の実務経験が10年以上あると就労ビザが支給されます。
そのため、ネパール人が本場インドのインドカレー屋で修行後
日本のインドカレー屋で勤め、インドカレー屋を開業する事があります。
ネパール人は、インドにビザ無しで入国する事が出来るので
インドで働くのにワークパーミッションが必要ないというのも
日本のインドカレー屋さんで働く一つの理由になっています。
インド国内には、多くのネパール人の方が出稼ぎに来ていてます。
レストランの厨房に立っていたり、ゲストハウスで働いていたり
アパートメントの門番を勤めています。
インド人じゃない理由は?
理由としてはヒンドゥー教のカーストという身分制度が多く関わってきます。
インドでのパスポート発行は、身分上位のみ発行が認められています。
下位身分は、パスポートが発行されないそうです。
インド人が外国で勤めるケースは、IT、金融関係が多いです。
日本のカレー屋で働くインド人は、まだ見たことありません。
基本的、インド人はカーストの話を避けたがります。
インドの友達と2人きりになった時、カースト制度について教えてもらうと
今現在もカースト制度はインドに強く根付いてる。とはっきり言っていました。
本場のインドカレーと比べて違う?
本場インドカレー屋と日本インドカレー屋は、味付けが若干違うなと思います。
日本のインドカレー屋は、日本人の舌に合うマイルドな味付けになってますね。
2つの大きな違い
1つ目、インド人はナンを食べません。
ロティ(全粒粉を使った無発酵パンの一種)
チャパティ(全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にのばして焼いたものである)
本場のインド人は、ロティ、チャパティをナンの代わりに食べます。
2つ目、スパイスが違う。
本場インドカレー屋のスパイスは、刺激が強く、日本人はお腹が緩くなりやすいです。
本場インドカレーを食べた方は、経験している方とても多いと思います。
日本インドカレー屋は、
本場インドカレー屋と比べてスパイスの刺激の強さが抑えめに感じます。
(一部調節出来るお店除く)
まとめると
日本インドカレー屋で勤めているネパール人は
本場インドカレー屋で勤めていた方も少なくありません。
コミュニケーションがとれるのであれば
本場のインドカレー屋と、同じテイストで提供していただいてはどうでしょうか?
どちらにしても、日本のインドカレー屋は
本場のインドカレー屋と比べても引けをとらないくらい美味しいですよ。
ネパール人が経営しているインド料理屋を、インネパ店というそうです。